『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【サイエンス】

世界最高感度のX線望遠鏡を開発

超新星爆発やブラックホールなど宇宙の神秘に迫る世界最高感度のX線望遠鏡を、名古屋大などのグループが完成させました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米航空宇宙局(NASA)などの国際チームが2014年度に打ち上げ予定のX線天文観測衛星「ASTRO―H」の「目」として搭載されています。

X線は人間が直接見ることのできない光の一種で恒星などから発せられ、宇宙空間を飛び交います。大気に遮られるため地球上にはほとんど届かないとの事です。この光を宇宙空間で観測し未知のブラックホールを探したり、銀河の成り立ちについて調べたりするのが国際チームの狙いです。

望遠鏡は直径約45センチ、高さ約60センチの円筒形。中にはアルミ板を湾曲させて作った反射板約1300枚がわずかなすき間をあけて同心円状に並べてあります。これを衛星の上部に取り付ける。円筒を通るX線は、反射板に当たるとわずかに向きを変え衛星の下部に尾っぽのように取り付けられた検出器に集められます。集めたX線を画像化し観測する仕組みです。

【社会】

芥川・直木賞候補決定 覆面作家の舞城さんも

第147回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が決まりました。

「短篇五芒星(たんぺんごぼうせい)」(群像3月号)で芥川賞候補になった舞城王太郎さんは詳しい略歴や顔写真を一切公表していない「覆面作家」。「もういちど生まれる」(幻冬舎)で直木賞候補になった朝井リョウさんは、同賞史上初の平成生まれの候補者です。受賞すれば男性では同賞史上最年少となります。その他の候補作は次の通りです。

・芥川賞 戌井昭人「ひっ」(新潮6月号)、鹿島田真希「冥土めぐり」(文芸春号)、鈴木善徳「河童(かっぱ)日誌」(文学界5月号)、山下澄人「ギッちょん」(文学界6月号)

・直木賞 辻村深月「鍵のない夢を見る」(文芸春秋)、貫井徳郎「新月譚(たん)」(文芸春秋)、原田マハ「楽園のカンヴァス」(新潮社)、宮内悠介「盤上の夜」となっています。

【地域】

日本美術全集 小学館が全20巻刊行へ

小学館が今年の年末から約3年かけて新編の日本美術全集全20巻を刊行することが分かりました。本格的な日本美術全集は1990年刊行開始の講談社版以来となります。

「奇想の画家」として注目を集める江戸期の絵師、伊藤若冲(じゃくちゅう)を前面に出すなど、近年の研究や人気動向を踏まえて美術史を編み直すとの事です。電子書籍化が進む中「最後の紙の全集」となる可能性を指摘する声もあります。

全集は「東日本大震災を経た今、日本の財産を後世に残す必要がある」(小学館)と企画されました。近世日本美術の人気に火をつけた辻惟雄・東京大名誉教授らが編集委員となり、2016年にかけて全20巻が刊行されて1巻1万5750円を予定しています。体系的な全集で初めて若冲を大々的に特集するほか、戦争画や漫画を取り扱うなど、江戸以降の美術に手厚い構成となっています。

小学館は1966年の「原色日本の美術」第1回配本が約30万部の大ヒットを記録して以降、日本美術全集を出版していなかったとの事です。

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