トイレの豆知識 その49

こんにちは。コールセンター片倉です。今日のテーマはこちら。「これでダメならトイレ交換?タンクの水漏れ対処法」です。

床が濡れている場合、どこかから外に水が漏れていることが考えられます。これとは違い、水漏れは実はタンクの中でも起こっていることがあるのです。今日は見た目ではわかりにくいタンク内の水漏れについてお伝えしたいと思います。タンク内で音がしている、便器内に水が流れ込んでいるなどがこれにあたります。

それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


【 トイレタンク確認前に知っておくべきこと 】

タンクの構成パーツは、基本的にはそれぞれ以下の通りとなっており、ご自宅のトイレがどのようなパーツ配置になっているかを把握しておくと確認がスムーズになります。中を確認するにはフタを取り外す必要がありますので、接続ホースを破損しないようゆっくり作業しましょう。また、戻す時には接続ホースをきちんとつなぐようにしましょう。

★手洗い管、手洗い吐水口

タンクの上部についている蛇口の部分です。これが無いものもあります。

★ボールタップ+浮き玉

ボールタップと浮き玉は支持棒(アーム)またはチェーンで連結してあり、水がたまると浮上した浮き玉により水が止まります。浮玉の働きで一回分の洗浄水がタンク内にたまる仕組みです。

★レバー+ゴムフロート (フロートバルブ)

レバー動作でチェーン越しにつながったゴムフロートが動き、水が流れます。 ゴムフロートはタンクの底で溜まった水をせき止める役割を果たしています。

★サイフォン管(オーバーフロー管

タンクの水が一定量を過ぎたとき、自動的にこの管を通して排水されます。

★止水栓

水道からの水はここを通り、タンク内へと供給されます。止水栓は供給される水をせき止めたり、水量を調節するための「元栓」に当たります。修理や交換を行う際はここを閉めて水の供給を断ちます。

以上が主要な構成パーツです。このうちのいずれかが不具合を起こすことで水漏れやあふれが起こります。
上記パーツはホームセンターなどで購入できます。水のトラブルは急に起きることが多く、その対処に困るものです。予備を用意しておくと安心です。その際は自宅のものと同じ型を選ぶようにすると間違いがありません。


いかがでしたでしょうか。今回はタンク内の構造についてお知らせいたしました。このテーマは次回にも続きまして、次回は確認事項と対処法をお知らせしたいと思います。

トイレの水漏れ、不具合がありましたら日本水道センターへお問い合わせください。症状をお知らせいただきますと、概算料金のご案内も可能となります。

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