トイレに手洗いを別につけるというケースがあります。
タンク上部の手洗いでも確かに手を洗うことは出来ますが、例えばお年を召した方や小さい子供には不親切です。手洗いが別にあると、お客様にも喜んでもらえるでしょう。
トイレ手洗器は、いろいろなタイプがあります。
選び方によって、トイレのイメージが大きく異なってきます。
タイプとしては、「手洗器(ボウル)」がスタンダードでしょう。 小さめなボウルを設置するタイプで、壁に設置するタイプ、埋め込むタイプ、半埋め込みタイプの商品もあります。比較的狭いトイレに向いています。
今は、デザインも豊富であり、陶器や磁器製など和の雰囲気を持つタイプもあります。
次が、「キャビネットタイプ」です。
手洗器と収納スペースの両方があり、フロアキャビネットが伴ったタイプです。一般的な住宅のトイレ空間にも取り入れやすい商品が多いです。
最後に、「システムタイプ」。キャビネットやボウル、水栓金具などを組み合わせることができるセミオーダータイプです。
しかし、後から手洗いを設置するとなると、壁紙をはがす、壁を一部分壊す、床に穴を空けるなど、かなり重たい作業です。
注意すべきポイントは、
①「埋め込み」か、それとも「壁付」か
②「ハンドル水洗」か、それとも「自動水洗」か
③「鏡有り」かそれとも「鏡無し」か
④「1階」か「2階」か
このあたりでしょう。
これらの条件によって、値段と商品の選び方が変わってきます。
また、手洗いをつける場所ですが、トイレタンク手洗いの有無とドアの位置によって変わってきます。
ちなみにTOTOでは
、
・オーダーメイド感覚で間口にあわせてぴったりと治まる 「レストルームドレッサーシステムシリーズ」
・部材をセレクトでき、自由に自分らしさを演出できる「レストルームドレッサーセレクトシリーズ」
・奥行き90mm幅のスリムカウンターで、よりトイレ空間を楽しめる「スリムタイプC」
・レストルームのスペースを有効に使える埋込みタイプの手洗器付キャビネット「手洗器付キャビネット」
などを販売しています。
なお、給水栓の種類にも種類があります。手を差し出すと吐水、遠ざけると止水する「アクアオート」、レバーを右に回すと吐水、中央に戻すと止水する「ハンドル式水栓」、押しボタンを1回押すと適量の水を出し、自動的に止まる「オートストップ水栓」などがあります。
なお、手洗器は、トイレ空間の広さや便器サイズなどを考慮して作り上げていく必要があります。立ち座りなどの動作をしたときに邪魔にならない、余裕のある位置に設置することをお勧めします。
なお、お客様に使っていただくのか、それとも家族だけで使うのかでもトイレをどのように作っていくかが大きく異なります。仮に、お客様の利用が多いのであれば、鏡や専用のタオルを収納するスペースなどを確保したほうがいいかもしれません。