現在はオフィスも快適なトイレ交換がなされつつあることに加え、お手洗いはそれまでの緊張感から開放されることから、つい無防備・自由な気分になってしまいます。
ちょっとした息抜きで会話…程度なら問題はないのですが、現実はその程度にとどまらないようです。
大きな声で会話をしている
お手洗い内での会話は意外と周囲に響いているもので、同フロアの人に聞こえている場合があります。お客様が出入りする企業ではかなり厳しく見られているところもあるので、余程でない限り挨拶程度にとどめておくのが無難でしょう。悪口や噂話などで盛り上がっていたりすると、どこで誰が聞いているかわかりません。人間関係の悪化にもつながるので特に注意が必要です。
便器や洗面台の使い方が汚い
これもよくある話で、男性の小用便器の周囲が尿飛沫や吐き出した唾などで汚れてしまう、個室の大用便器だと便座や床が濡れている、トイレットペーパーが散っているなどその使い方の悪さが指摘されています。
残りのなくなったペーパーを取り替えずに出て行く、または取り替えてもペーパーの芯をそこらに放り投げて出て行くなどの話もあります。
使っている最中に汚れてしまうことは仕方のないことです。問題なのはその対応の仕方で、汚れたら拭く、なくなったら取り替える、ごみが出たら捨てる。これだけできればだいぶ変わるでしょう。
手に負えない場合は恥ずかしがらず清掃員等に相談すべきです。
また、洗面台に関しても使った後周囲がびしょ濡れになっている、私物が置かれたままになっている、などが指摘されています。女性用お手洗いだとお化粧直しがあるため、抜け落ちた髪の毛が散ったままという状況もあります。自分もキレイな洗面台の方が気持ち良いですし、次に使う人も心地よく利用できます。次に使う人のことを考えて行動できるように普段から心がけましょう。
手を洗わない、ハンカチを携帯していない
衛生面において用を足したあとは手洗いを忘れずにしましょう。手洗いは風邪やインフルエンザなどウイルス性の疾患予防にもなります。特に外出中は外でいろいろなモノを触れており、手には汚れやバイ菌がたくさんついています。それらを洗い流す意味でも、お手洗いによった際にはしっかりと手洗いをする習慣をつけましょう。また、濡れた手をブラブラさせていては洗い場を濡らしてしまいます。服で拭いてしまうなども避けたいところです。ハンカチなどを常備する事がベストなマナーでしょう。
以上は職場での話しですが、家庭内でのマナーもあります。
夫婦だと男女差からお手洗いの使い方にも違いが出てきます。多いのが女性の男性に対する「立ちション」による尿飛沫の汚れと便座の「上げっぱなし」への不満です。ひどくなると便座を上げずに用を足し、そのまま濡らしてしまうケースもあるそうです。
トイレ設備が原因であればトイレ交換を検討し、そうでなければまめに直すよう心がけましょう。
前述に加え、特に家庭内ではこうした些細なマナーであってもこまめにこなし、続けていくことが夫婦生活を円満にしていく上で欠かせないこととされています。