『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【地域】

「幻」といわれた大山スイカの糖度は?

県立倉吉農業高校(倉吉市大谷)の生徒らが「幻」といわれた大山スイカの復活に取り組んで4年目となります。ハウス栽培している果実を試し取りして糖度などを調べました。7、8日には地産品市場で試食販売を予定し、客の声を聞いて商品化の参考にするとしています。

大山スイカは日清戦争に行った兵が中国大陸から種子を持ち帰ったのが始まりです。「凱旋(がいせん)スイカ」と呼ばれていましたが、大山のふもとが主産地だったのと音から大山スイカと呼ばれるようになりました。県外にも出荷される特産だったがツル割れ病などが出て昭和初期に廃れ幻のスイカといわれてきました。

同校の秋山勝正教諭が2008年江府町宮市の農家数戸で栽培されていることを知り、種を分けてもらいました。翌年から野菜専攻の生徒らと台木の違いによる比較といった課題を決めて栽培を続けてきました。今年は収益性や地域ブランド化に向けて、現在のスイカの主流品種の「祭(まつり)ばやし」との比較や経常収支などをテーマに取り組んでいます。

4日は大山スイカと祭ばやしを2個ずつ取り重さや糖度を測りました。大山スイカでは果肉中心部の糖度は12度台で、祭ばやしの13度台に比べやや低かったが、食べた生徒は「果肉が柔らかくて高齢者に喜ばれそう」と話していました。

7日の試食販売は鳥取市賀露の「わったいな」で、8日は倉吉市西倉吉の「満菜館」で開催されました。

【サイエンス】

ホーキング博士「ヒッグス氏にノーベル賞を」

車いすの英国人宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士は、万物に質量(重さ)をもたらしたとされる「ヒッグス粒子」の存在を予測した英物理学者ピーター・ヒッグス博士について「ノーベル賞受賞に値する」と絶賛しました。英BBCのインタビューに語りました。

ホーキング博士は「これは重要な結果だ」とヒッグス氏を評価していました。知人の米ミシガン大学教授との間で粒子が見つからない方に賭けていたことを明かし、「私は100ドル(約8千円)損したようだ」と笑顔を見せていました。

スイス・ジュネーブ近郊にある欧州合同原子核研究機関(CERN)は、ヒッグス粒子とみられる新粒子を発見したと発表しました。137億年前にビッグバンで誕生した宇宙がいかにして現在の姿に至ったかを解明するものと期待されています。

【地域】

群馬でメガソーラー稼働 全量買い取り開始日

太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電した電気の全量買い取りを電力会社に義務づける、固定価格買い取り制度が始まりました。群馬県内でも太田市と榛東村で大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が稼働し記念式典が行われました。

太田市緑町では、市が運営する発電施設「おおた太陽光発電所」の完成式典が行われ、清水聖義市長ら関係者約100人が参加しました。

同発電所は出力1500キロ・ワットで市は、年間発電量を約400世帯分にあたる約160万キロワット時と見込んでいます。この日は小雨がぱらつく曇り空で発電には不向きな天候でしたが、清水市長は「政局はごちゃごちゃだが、確かなのは太田の太陽光発電所」と確実に発電できることを強調しました。市は民家の屋根を活用した「おおたまるごと太陽光発電所事業」や、高齢化した農家の土地を太陽光発電施設として有効活用する計画も進めています。

榛東村上野原の八州高原でもソフトバンクグループのSBエナジーによる「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」の運転開始セレモニーが行われ、榛東村の阿久沢成実村長や同社の藤井宏明副社長ら約120人が出席しました。

同施設は2400キロ・ワットの出力がある太陽光パネルを設置し、1750キロ・ワットの最大送電量で一般家庭約740世帯分にあたる年間約260万キロ・ワット時を発電する計画です。この日の朝は霧が立ちこめ、出力量も200キロ・ワット程度にとどまったが、阿久沢村長は「環境教育など村民のためにも活用していきたい」と観光資源としての活用にも期待を示しました。

県内では両施設以外にも桐生市で1100キロ・ワット、前橋市で700キロ・ワットの太陽光発電施設の準備が進められているほか、安中市でもNTTファシリティーズが3500キロ・ワット規模の発電を行う計画を進めています。

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