『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の石野です。
本日のニュースです。

【科学】

探査機キュリオシティが火星に接近-きょう午後2時31分着陸

火星上の探査車「キュリオシティー」の想像図

米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」が火星に接近しており、これまで宇宙で試した中で最も複雑かつ極めて高価で、リスクの高い着陸が目前です。探査費用は25億ドル(約1950億円)。NASAの関係者たちは、着陸の成功を祈る気持ちで待ち構えています。

プルトニウムの原子力電池を動力源とする「キュリオシティ」の6輪のロボット自動車には、カメラのほか、内蔵型分析実験室や掘削リグなど科学的機器10個が搭載されています。これらを使って、火星にかつて生命維持に好ましい環境があったのか、また生命に必要な有機化合物があったのかを調べます。

この火星着陸行動を管理しているカリフォルニア州パサデナのジェット推進研究所(JPL)では5日、技術者と科学者700人にとって、最も試練の大きい段階に入りました。直接的にコントロールできない状態のまま、着陸の知らせを待ちわびるしかないのです。彼らは8年間懸命に努力を重ねてきましたが、今は信号の受信を待つほか打つ手がほとんどない状況。つまり6日未明にキュリオシティが火星に無事に着陸したことを示す遠隔測定信号の受信を待つだけなのです。

JPLの技術者で今回の複雑な着陸システムの開発を支援したスティーブ・セル氏は、緊張しながら受信を待ちわびている心理を「意識しないと息をするのを忘れてしまう」と話しています。

火星から地球までの通信には14分かかります。その為、 重さ1ショートトン(約900キロ)のキュリオシティの降下(7分かかる)と着陸は、完全な自動制御で行われる仕組みとなっています。キュリオシティの降下と着陸はだいたい米東部夏時間6日午前1時31分(日本時間同日午後2時31分)になる見通しとのこと。
実際、キュリオシティが火星の大気圏に突入し、降下し始めたとの信号をJPLの制御室のミッション担当者が6日未明に受け取ったときには、キュリオシティは少なくともその7分前に既に無事着陸しているか、あるいは地面に衝突しているかのどちらかになるのです。

NASAの火星探査プログラムの責任者ダグ・マクイション氏は、「これまで試した中で最も難しい着陸になる」と述べ、更に「トランクを満杯にした小型車を着陸させようとしているようなものだ」と付け加えています。

7分間の降下中、キュリオシティは毎時1万3200マイル(約2万1120キロ)という高速から、ブレーキをかけて火星の表面に穏やかに着地しなければらなりません。

NASAの技術者は、火星を周回する2個の衛星、「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」と「オデッセイ」を通じて、着陸の様子を間接的に監視します。2個の衛星は着陸地点の上空を通過し、下降するキュリオシティから送られてきたデータを記録し、中継する予定。このミッション中、計画の担当者や科学者は火星時間を反映したシフトに基づいて勤務するのだそうですが、火星での1日は、24時間40分とのこと。

JPLのミッション技術者によると、キュリオシティが着陸後始めて撮影する写真(解像度の低い白黒の試験画像)が着陸して数分後に送信される可能性があるが、状況によっては2時間以上後になるかもしれないという。しかし、場合によってはキュリオシティへのリンクが確立されるまでに最大で24時間かかる可能性もあるということです。

キュリオシティ計画の大気圏突入、下降、それに着陸の段階の責任者を務めるアダム・ステルツナー氏は着陸時刻が近づく中、「われわれは理性的には自信を保っているが、感情的には恐怖を感じている。キュリオシティは今、自分の力だけで着陸に向かっている」と話ししています。

【スポーツ】

室伏「これが最後の五輪かも」チーム一丸のメダルには「色はともかく満足感」

室伏広治(37)ハンマー投げの室伏広治(37)=ミズノ=は5日、決勝で78メートル71を記録し、3位に入り、優勝したアテネ以来2大会ぶりの銅メダルを獲得しました。

37歳という年齢との挑戦でもあった室伏のロンドン五輪。トレーナーはもちろん、理学療法士らも交えてのチームを結成し、科学的トレーニングでメダル獲得への執念を見せた結果が、今季自己最高の78メートル71。

2大会ぶりの金メダルには届かなかったが「自分の年齢に勝てたことを誇りにしたい。チーム室伏で一丸となって取り組んできた成果だ」と室伏選手。一番いい色のメダルではなかったことには少し残念そうな様子でしたが「メダルの色はともかく、やってきたことに満足感がある」と自分を納得させるように笑みを浮かべられました。

【経済】

「プリウス」が14カ月連続で首位 7月新車販売

プリウスイメージ自動車の業界団体が6日まとめた7月の車名別新車販売ランキング(軽自動車を含む)はトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が3万3398台で首位でした。プリウスのトップは2011年6月以来、14カ月連続。2位もトヨタの小型HV「アクア」(2万6274台)となり、4~6月と同様に同社のHVが1位、2位に並んでいます。

3位は5月に一部改良・車種追加したホンダの小型車「フィット」で、2万4153台。このうち55%がHVモデルでした。燃費性能の高い車に交付されるエコカー補助金やエコカー減税を追い風に、HVの人気が続いています。

4位はホンダの軽自動車「N BOX」で2万1837台。6月よりも順位を1つ落としたものの、7月上旬に派生車を発売して軽のトップを維持しています。このほか、ダイハツ工業の軽自動車「ミラ」(2万472台)も7月の販売台数が2万台を上回りました。

それでは本日も一日よろしくお願いします。

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