『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【地域】

飛鳥大仏ほぼ飛鳥時代のまま 早大が銅の比率分析

日本最古の金銅仏とされる飛鳥大仏(奈良県明日香村)は、大部分が飛鳥時代の造立時のものと判断できるとの研究結果を大橋一章(かつあき)教授(美術史)ら早稲田大学の研究チームがまとめました。これまで、鎌倉時代に火事で壊れ、当初のままなのは顔の一部と右手だけとされてきました。

研究チームは7月、X線複合分析装置を持ち込み、銅の比率など大仏の金属組成を調べました。その結果、飛鳥時代とされる部分と後世の補修とされる部分には違いがなかったとの事です。鋳造専門家も調査にあたり、銅の継ぎ目があることから複数回に分けて銅を流し込んでいたとみられることがわかり、奈良時代以前の技術と判断したという事です。

飛鳥大仏は高さ2.75メートル。日本初の仏教寺院・飛鳥寺の本尊として609年に完成したとされています。鎌倉時代の1196年に飛鳥寺は全焼し、約40年後にまとめられた書物には大仏は頭と手しか残らなかったと記されていた。明治以降の研究では、その記録が前提となり、大部分は後の時代の補修で造り直されたと考えられてきました。そのため国宝ではなく重要文化財にとどまっています。

【サイエンス】

プラスチックにプラス竹で石油節約

奈良県高取町の奈良県森林技術センターは竹の粉を80%混ぜ込んだバイオマスプラスチックを開発しました。

試作された印肉ケースが売り出されて好評のほか、新たな引き合いもあるといい、担当者は「利用が拡大して、プラスチックの原料・石油の節約に結びつけば」と話ています。

竹林は過疎化や住民の高齢化が進む山間部で手入れが行き届かなくなっており、センターは県内で面積がこの20年で約2~3倍に増えていると推計。プラスチック原料として活用できないか検討していました。

竹は硬くて粉砕しにくいうえに栄養分が多いため腐りやすく、シロアリの被害に遭いやすいという難点がありました。センターが2007年から京都工芸繊維大(京都市)などと共同研究を続けて竹を約230度の高温で蒸し焼きにする技術を開発し、課題を解消しました。

この技術で製造した竹の粉は、従来の木の粉より丸くなるのが特徴です。プラスチックに混ぜる際も、約50%が限界だった木の粉より多い80%まで可能になりました。細工もしやすくなり、複雑な立体を作ることも可能になったということです。

このプラスチックで、共同研究に加わる印鑑大手「シヤチハタ」(名古屋市)が高級印肉3種(5250~1万500円)のケースを製作し、1月からインターネット上のアンテナショップで販売しており、約40個が売れたといいます。

自動車の車体メーカーからも内装への活用を打診されており、センターの伊藤貴文木材利用課長は「今後、家電製品などへも広がれば、さらに省資源につながる」と話しています。

【サイエンス】

装置開発の日本人にイグ・ノーベル賞

人を笑わせ、考えさせる科学研究などに贈られる今年の「イグ・ノーベル賞」の授賞式が米マサチューセッツ州のハーバード大で開かれました。

おしゃべりが過ぎる人を邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」を開発した産業技術総合研究所の栗原一貴研究員と、科学技術振興機構の塚田浩二研究員が音響学賞を受賞しました。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は6年連続です。

間髪入れずに相手から言葉を返されるとしゃべり続けられなくなることが一般的に知られています。スピーチ・ジャマーはこの現象を利用し、おしゃべりが過ぎる人の言葉をマイクで捉え、その音声をスピーカーから数百ミリ秒(1ミリ秒は1千分の1秒)遅らせてそのまま相手に投げ返すことでおしゃべりを邪魔する仕組みです。(痛みは感じない)しゃべっている相手にのみ作用するため周囲の人には影響しないという事です。

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