『本日のニュース』

おはようございます。管理事務担当の穂積です。
本日のニュースです。


【科学】

“恋のスイッチ”の神経細胞 メダカで発見

メスのメダカがオスに恋心を抱くスイッチとなる神経細胞を、東京大学などの研究グループが見つけました。グループは、同じような細胞を人でも探すことで、人が恋に落ちる仕組みの解明につながるのではないかと期待しているそうです。

東京大学などの研究グループは、メダカのメスとオスを仕切りのあるケースに入れて、数時間、「お見合い」させる実験を行いました。その結果、メスがオスを記憶し、見知らぬオスの場合と比べて、6分の1の10秒程度で、オスの求愛を受け入れるようになることが分かりました。

また、オスを記憶する過程では、脳の中にある特定の神経細胞が「恋心のスイッチ」の役割を果たしていることが分かり、この細胞を人工的にコントロールすることで、メスにオスの求愛を受け入れやすくすることにも成功したということです。

東京大学大学院の竹内秀明助教は「いつか、メダカと同じような神経機構が人でも見つかれば、人が恋に落ちる仕組みが分かるかもしれない」と話しています。この研究成果は3日発行のアメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されます。


【文化】

動物園の象 書き初めに挑戦

千葉県市原市の動物園で、象の「ゆめ花」が書き初めに挑戦しました。

市原市の動物園「市原ぞうの国」では、絵を描く象として知られる「ゆめ花」(ゆめか)が3年前から新年の書き初めを行っています。親子連れなどおよそ500人が見守るなか、ゆめ花はまず、ほかの6頭の象と一緒にフラフープを鼻で回したり音楽に合わせて足踏みをしたりするショーを披露しました。

続いて、板に貼った白い紙に向かって、鼻で持った筆をゆっくりと動かしながら、ことしのえとの「馬」という漢字を書き上げました。象の見事な書き初めに、観客からは大きな拍手が送られていました。動物園を訪れた小学6年生の女の子は「すごくうまく書けていたのでびっくりしました」と話していました。 また、30代の男性は「自分の子どもよりも字を書くのが上手で驚きました」と話していました。


【サイエンス】

パナソニック、パワードスーツを世界初量産化

パナソニックが、筋力を機械的にサポートして重い物を持ち上げる「パワードスーツ」を世界で初めて量産化することが2日に発表されたそうです。2015年にも発売見込み。年間1000体を生産し、価格は1着50万円程度を想定しているとの事。災害救助や原子力発電所内など短時間での作業が求められる現場での利用を見込んでいるとの事です。将来的には、宇宙や深海などの過酷な環境下でも使えるスーツも開発するそうです。

身体に装着することで、人間の筋力の限界を超える力を引き出すパワードスーツは大学、民間企業など複数の機関が研究開発を進めているが、量産化の例はまだない。パナソニックのスーツはパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)のバッテリーに使われているリチウムイオン電池を大型化して搭載し、モーターで動く。「つかむ」「はなす」といったアーム(腕)の操作は、使用者の手元にあるグリップで行うとの事です。

開発はパナソニックの子会社で、ロボット事業を展開するアクティブリンク(奈良市)が手掛けた。100キロの重量物を持ち上げることができ、人間の小走り程度の最大時速8キロで走行、10度の勾配の坂を上れる試作品を製造することに成功したそうです。

パナソニックは14年内に量産体制を整備するそうです。大手商社と提携して販売するほか、リース会社を通じてレンタルする事業なども検討しているとの事です。

量産品は機能を絞って30キロ程度の重量物の運搬に対応。「パワーローダーライト」と名付けて販売する計画との事です。

1回の電池充電で2~3時間動かせ、アームは交換することができ、つかむだけでなく、ハンマーで叩いたり、スコップで掘ったりするなどの作業もできるという。さらに宇宙服や潜水服の下に装着するスーツの開発も視野に入れているそうです。いずれも自在に操作するには相当な力が必要で、実際、米航空宇宙局(NASA)では、宇宙服の下にパワードスーツを装着することが検討されている。完成品は公的機関や研究施設に納入する考えとの事です。


それでは本年もよろしくお願いいたします。

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