『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【スポーツ】

オリンピアで採火式 五輪聖火リレーがスタート

ロンドン五輪(7月27日開幕)の聖火の採火式が、オリンピック発祥の地・ギリシャのオリンピアで行われました。

ギリシャの第1走者でロンドン五輪にも水泳のオープンウオーターに出場するスピロス・ヤニオティスさんの持つトーチに火が移され、英国に向かって聖火リレーがスタートしました。聖火は18日に英国に到着し、19日に英国南西端のランズエンド岬からロンドンへの聖火リレーが予定されています。

北京五輪では、中国の人権問題に抗議する活動家らによりリレーが妨害されたため、今回は英国と隣国のアイルランドのみで行われるとのことです。

【経済】

名取市カーネーション農家 復活

名取市閖上の中心部から約1キロの小塚原地区。県内有数のカーネーションの産地として知られています。

ハウスをのぞくと、三浦洋悦さんは、「芽かき」と呼ばれる作業に精を出していました。きれいな花を咲かせるため、不要な芽を摘み取る大事な作業です。出荷のピークとなり5月13日の母の日に向け、忙しい日々が続いています。

「お母さんに感謝の気持ちを伝える手助けができるのも2年ぶり」。と三浦さんの表情は明るかったです。

昨年3月の震災では、10あったハウスの半分が流された。5棟のハウスは辛うじて残ったが、大量のがれきが流れ込み、「何もかも終わった」と思ったそうです。ボランティアの手を借り、がれきを撤去したものの、津波がもたらしたヘドロと塩分で、カーネーションの栽培を再開できるとは全く思えなかった。と感じたそうです。

廃業しようか迷っていた4月頃、声をかけてくれたのが、酪農学園大(北海道)の長谷川豊特任教授でした。長谷川教授は、微生物を使った土壌改良材で塩害農地を復旧させようと被災農家に支援を申し出ていました。

「自分が再建できれば、諦めかけている周りの農家も希望を持てる」。三浦さんは長谷川教授の技術にかけてみることにした。

改良材は効果を発揮し、昨年11月には初出荷にこぎ着けました。今は1日おきに1000本のペースで出荷しています。三浦さんの成功を受け、長谷川教授は小塚原地区の他のカーネーション農家7戸にも支援を拡大してきています。

菅井俊悦さん、由紀子さん夫妻も、今月から長谷川教授の改良材を使い始めて再開しています「今年は間に合わないけど、来年の母の日にまでには復活したい」と前を向いています。

同地区のカーネーションは相場より1割ほど高値で取引されていました。種類が豊富で日持ちがいいとの評価が定着していた。「他の土地より土がいいというわけでもないのよ」と由紀子さんは秘密を明かしてくれました。「栽培にいいことがあったら教え合うの。そうやって助け合いながら、いい花を作ってきた」。

「カーネーションをトラックにいっぱい積んで、みんなで市場に持っていく日が早く来てほしい」。三浦さんは、そう言いいながら汗をぬぐっていました。

【サイエンス】

福井県恐竜博物館が命名 最大級クビナガリュウ化石は新種

福井県立恐竜博物館(勝山市)は、カナダ・アルバータ州南部の白亜紀後期(約7500万年前)の地層から2007年に発掘された世界最大級のクビナガリュウの化石を新属新種と認め、学名を「アルバートネクテス・ヴァンデルヴェルデイ」と命名したと発表しました。

同博物館と、ロイヤル・ティレル古生物学博物館(カナダ)が、09年から共同研究してきました。久保泰研究員がティレル博物館の研究員2人とともに論文を執筆し、米の古脊椎動物学の雑誌「ジャーナル・オブ・バーテブレイト・パレオントロジー」(5月号)に掲載されました。

化石は長さ11・2メートル。頭部以外のほぼ全身が残っている。福島県で見つかったフタバサウルスなどと同じ、白亜紀に栄えた海棲爬(かいせいは)虫類のエラスモサウルス科長頸竜類と考えられています。

7メートルに及ぶ首は骨が76個あり、これまでエラスモサウルス科で最多だった71個を上回り、脊椎動物で最も多い。さらに肩や骨盤の骨の形から新属新種と判断し、アルバートネクテス(アルバート州の泳ぐもの)と命名しました。

久保研究員は「非常に首が長く、脊椎動物の進化の極端なケースといえる。化石は保存状態がよく、今後の研究で長い首の機能解明なども期待できる」と話しています。

県立恐竜博物館は7月に、アルバートネクテスの前脚(ひれ)や首の骨などの複製標本を展示する予定だそうです。

それでは本日も一日よろしくお願いします。 

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