『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【サイエンス】

衛星「ひので」 宇宙から日食観測

日本の太陽観測衛星「ひので」が、金環日食の21日に宇宙から日食観測を行うと、国立天文台と宇宙航空研究開発機構から発表されました。

観測するのは部分日食ですが、迫力ある太陽表面が月に隠されていく様子が高解像度の静止画や動画で即日公開されます。

同天文台などによると、「ひので」は地球の上空680キロ・メートルを飛行しながら南北に周回しています。この日は4回、インドネシア上空などで、X線望遠鏡を使って日食を観測する予定です。

金環日食のエリアとずれているため、観測できるのは最大約70%が欠ける部分日食だけという事になります。
観測結果は21日午後4時頃、ひので観測チームのホームページ(http://www.isas.jaxa.jp/home/solar/eclipse20120521)にて公開される予定となっています。

【地域】

駐在のアイドル ネコのお巡りさん

京都府宮津署養老駐在所(宮津市岩ヶ鼻)で飼育されているオス猫「伊右衛門(いえもん)」(1歳)が、かわいらしい制服と帽子を身に着けた姿で、地域のお年寄りたちに振り込め詐欺への注意を促すなどの広報活動で活躍しています。府警も「地域の安全維持に貢献している」として、その働きを認められて、宮津署は、こうした活動をたたえる感謝状を贈る事になりました。

伊右衛門はもともと捨て猫の赤ちゃんだったが、同署の山田達見・巡査部長が昨年4月、同駐在所に着任した後、地域住民から譲り受け、駐在所で飼うことになり、山田さんと妻の佳世さんが面倒を見てきました。

当初は手のひらに載る程小さくて全身が白っぽかったが、その後、すくすくと育ち、今は体長約1メートル、グレーの毛並みも交じり、真っ青な澄んだ目がチャームポイントになっています。

今年に入って同署管内では振り込め詐欺などの被害が急増しています。駐在所管内でも高齢者世帯が多く、山田巡査部長は、地域を巡回する際は、「伊右衛門を連れて行けば、お年寄りも心を和ませ、よりじっくり話を聞いてもらえるはず」と、同行させることを思いつきました。

伊右衛門のため、佳世さんは、紺色の制服と猫の足跡マークが入った帽子を作り、“出動”の際、身に着けています。愛らしい姿に住民らの評判も上々で、不審な電話を受けた高齢者が「電話口で『株を買わないか』と勧誘されたが、断った」と山田さんに気軽に連絡を寄せてくれるようになったとおっしゃっていました。山田さんは「住民の皆さんが駐在所に相談しやすい雰囲気になったのは伊右衛門のおかげです」と話されていました。

府警地域部は「ユニークな広報活動を考案し、地域安全に成果を収めている」として今月初めに山田さん夫妻を表彰され宮津署も伊右衛門に、感謝状と記念品の首ひも、そしてキャットフードをプレゼントされました。

【環境】

天然記念物 ツシマヤマネコ子猫、6年ぶり確認

長崎県対馬市の「ツシマヤマネコを守る会」の山村辰美会長が、会が同市上県町の山林に設けている保護区内で、ヤマネコの子猫の写真撮影に成功しました。

山村さんが町内で子猫の姿を確認したのは6年ぶりで、「数が少なくなっているので心配していたが、ホッとした」と胸をなで下ろしていました。

会は、国天然記念物のツシマヤマネコの安住の地を確保しようと、約3年前から公益財団法人日本生態系協会(東京)とともに、多く生息しているとされる山林の購入を進め、約8ヘクタールまで広げています。

山村さんは1993年から、保護区とは別のところに鶏ガラを置いた給餌場を設けており、毎年5月初めになると、生まれたばかりの子猫が親とともに現れ、2006年までに延べ45匹の子猫を確認していたが、その年が最後になっていたと話しています。

今回撮影したのは、13日午後8時頃だそうです。観察のため保護区に行くと、1匹の子猫が姿を見せました。昨年夏頃に生まれたとみられ、耳が太めで、先がとがっている子猫の特徴をしています。15日夜にも、成獣2匹と子猫1匹を確認されました。

山村さんは「近年は山でイノシシやシカが増え、ヤマネコが天敵から逃れるために隠れる下草を食べ尽くしてしまう。保護の手を緩めることはできない」と話しています。

それでは本日も一日よろしくお願いします。 

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