トイレの豆知識 その28.4

こんにちは。コールセンター片倉です。これまで世界のトイレの歴史を見てきましたが、今回は日本のトイレの歴史を見ていきたいと思います。それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


【 日本のトイレの歴史 】

日本のトイレは、歴史的にみてもヨーロッパよりも比較的清潔なものだったとされています。その理由として、川の流れが速く分解速度が速かったため、また農耕への利用が進んだためということが考えられています。

日本のトイレの先駆けは川にせり出した桟橋で川に流すというもので、縄文時代の遺跡などで広く見る事ができます。3世紀~4世紀にかけては屋内に川の水を導水したものが使われるようになります。これが「川屋」転じて「厠」になったという説もあります(建物のそばにあるという意味で「側屋」という説もあり)。
平安時代になると、貴族は漆器製の「樋殿」「樋箱」と呼ばれる携帯型トイレを携行するようになります。このトイレに立てかけられた、上に丸い棒のついた板に衣服の裾をかけて用を足していました。この「衣かけ」が転じて「金隠し」になったとされています。
鎌倉時代、二毛作が幕府に奨励されるようになると、堆肥としての利用が始まり、「閑所」(汲み取り式のトイレ)が普及します。

江戸時代、人の排泄物がほぼ堆肥として利用されるようになり、農家の住民が野菜などと排泄物を交換するようになったり、専門の人間が商売を始めるようになります。こうした再利用の手法から、江戸時代、人口が拡大した都市部においても町は清潔に保たれるようになりました。
この堆肥としての利用は明治時代まで続きますが、大正時代になると、安価な化学肥料が普及し始め、堆肥としての利用自体が少なくなってきています。戦後は衛生上の問題から堆肥としての利用が禁止され、山間部や海への廃棄が問題となります。昭和30年ごろには現在の水洗トイレが登場し、徐々に一般家庭へと普及するようになりました。


駆け足で見てきました日本のトイレの歴史でございますが、いかがでしたでしょうか。トイレがあったのは当然のこと、しかしながらなかなかそこを中心に考えることはないと思います。

歴史を経て、日本のトイレはどんどん進歩を続けております。特に近年の技術の進歩は目を見張るものがあります。そんな最新型のトイレのご用命は、日本水道センターまでどうぞ。
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トイレの豆知識 その28.3

こんにちは。コールセンター片倉です。トイレの歴史、今回で4回目です。折り返しを過ぎ、だんだんと現代に近づいてきております。それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


【 近代ヨーロッパのトイレ 】

(前回の続きとなります。詳しくは前回のブログをご参照ください。)

これらを背景として、「黒死病(ペスト)」が大流行します。ヨーロッパ人がアジアに入植するようになると、コレラも1831年頃から流行し始めました。1850年のロンドンだけでなんと数万人規模の死者を出すこととなりました。その後、イギリス人学者ジョン・スノウの研究により、生水がコレラの病原となっている事が突き止められます(ちなみに、上下水道の未整備による疫病の流行は、今でも開発途上国の問題となっています)。

このことから、上下水道の整備が急速に進み、人々の間で衛生観念という意識が生まれ始めます。フランスでは、ナポレオン3世が1831年の政権奪取後、パリの都市改革に臨みます。老朽化した建物の改築の他、市街地に4本の大きな下水道を建築する計画がなされ、1861年に完成します。1867年のパリ万国博では、整備された下水道が海外使節団にお披露目されています。しかし、現在のような汚水処理は未整備であり、セーヌ川に汚水を垂れ流していました。そのためセーヌ川の汚濁がひどくなり、1889年、5年間の間にトイレの水洗化が義務付けられます。
このような形で、急速にヨーロッパの下水設備は整えられていきます。現在では、水洗トイレは一般化していますが、手洗い場が設けられておらず、手を洗う習慣がないなどかつての習慣が垣間見える事もあるようです。


今回の記事はいかがでしたでしょうか。下水道が整備されている今日では、疫病の流行は見られなくなっており、やはり水洗トイレは衛生上欠かせないものとなっています。

地域によりましては、浄化槽でのトイレや簡易水洗トイレもまだまだ現役ですが、当社はそういったトイレの施工実績もございます。また、汲み取り式からの変更も承っておりますので、気になることがございましたら何でもご相談ください。

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『日本水道センター お客様の声』

2月17日に給湯器交換作業をさせて頂きました【茨城県神栖市A様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※急に娘のところの給湯器が故障で前回私共の方を設置して頂いて、あまりにも良かったので紹介させて頂きました。娘もこの寒い時期にお湯が使えないので困っていたので急な依頼でも設置してくれたと大変喜んでおりました。なので日本水道センターさんは私共にはなくてはならない会社です。これからもお助けの電話をかけさせて頂くかもしれませんが末永く宜しくお願いいたします。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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『日本水道センター お客様の声』

2月17日に水栓換作業をさせて頂きました【大阪府池田市T様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※水栓も沢山の種類があって迷いました。御社スタッフさんに要望を伝えて私の希望に沿ったものを取付けてくれました。今、快適に使用してます。毎日毎日水栓を見てはニヤついてます。とっても良いものを選んで頂きました。感謝してます。ありがとうございました。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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『日本水道センター お客様の声』

2月18日に給湯器交換作業をさせて頂きました【宮城県名取市E様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※この度は大変大変お世話になりました。給湯器が凍結しているなんて全然思いもせず何が原因なのかわからず、ホームページで探して一番見やすかった御社に電話致しまして、その時に凍結が原因だと言うことは教えてもらいました。それでもかなりの年数が経っていたので交換もお願いしたのですが、まーびっくりするくらいに綺麗に取付けて下さいました。凍結防止の施しもしてくださいました。これで安心です。今後も何かあった際には宜しくお願いします。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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トイレの豆知識 その28.2

こんにちは。コールセンター片倉です。トイレの歴史、今回で3回目になります。歴史が少し近づき、中世ヨーロッパの内容となります。あのヴェルサイユ宮殿が当時はたいへん汚かったというのは有名な話だと思いますが、今回はそのことについての解説になります。


 

【 中世ヨーロッパのトイレ事情 】


中世ヨーロッパでは、先に挙げたような古代ローマのトイレ文化は継承されることなく、ほぼ有史以前のようなありさまとなったことは良く知られていることではないでしょうか。路上には便の異臭がただよい、衛生観念が失われ、疫病が蔓延していた暗黒の時代でした。修道院や城、宮殿にはトイレが備え付けられていたものの、ほとんどの住民は「chamber pot」と呼ばれるおまるを使用していました。それぞれの家庭のおまるがいっぱいになると、決められた場所で中身を捨てるという決まりとなっていましたが、ほぼその決まりは守られておらず、ゴミと一緒に窓から投げ捨てられていたそうです。今考えてみると、恐ろしい事ですね…

14世紀には投げる合図のようなものも決まっていたとのことです。当時の都市部にはどこにも「不潔通り」があり、女子がそこを通る際は、人に背負ってもらっていたとも言われています。ヴェルサイユ宮殿も、ルイ14世が居住していたルーヴル宮殿が不潔となったために引越しを急いだとされています。しかし、当初トイレとして独立した部屋はなく、274のいす式便器がありました。汚物入れが引き出し式で取り出す事が出来、一杯になるとそれを処理していたとのことです。綺麗好きの従者はchamber potを携行している者もいましたが、中身は庭に捨ててしまうため、ヴェルサイユ宮殿の庭は貴族たちの排泄物でいっぱいになり、ひどい悪臭を放っていたそうです。


今では考えられないような事が起こっていたようです。一見華やかに見える貴族の生活も、実はこんな黒歴史があったのですね。

トイレはいつも清潔にしておきたいものです。新しいトイレに交換をご希望の際は、是非当社にお任せください。

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トイレの豆知識 その28.1

こんにちは。コールセンター片倉です。昨日から始まりましたこのテーマ。今日はその2回目です。歴史が少し進み、今日の時代は古代ローマとなります。それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


 

【 古代ローマのトイレ 】

古代ローマは上下水道網が発達していたことで有名です。主なものは、紀元前600年頃、エトルリア出身の第5代王タルクィニウス・プリスクスが建設した大下水道網でしょう。これは、クロアーカ・マキシマと呼ばれた湿地であった土地の水はけ用の水路で、テヴェレ川に排水を運ぶシステムとなっていました。紀元前100年頃には露天だったものにアーチが設けられ、ローマに生まれたこの水道システムはさまざまな土地で模倣されました。もっとも有名なものは、イングランド・ヨーク地方に今でも見る事が出来ます。
水道の発達とともに設置されたのが公衆トイレです。その数は紀元前315年の時点で144カ所、紀元前33年にはなんと1000カ所以上にも及んだとのことです。ローマの入植したトルコのエフェソス遺跡などにはその一端を見る事ができます。下水道が流れる上に設置された座席式の便座で、便座前に貯水槽があり、処理用の海綿が設置されていたとされています。しかし、水道整備が発達していたのは公衆トイレだけであり、個人住宅では穴のようなトイレで用を済ませていたようです。


 

いかがでしたでしょうか。次回もトイレの歴史についてお伝えしたいと思います。あと2~3回程続くと思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。

トイレや水まわりのことでお困りでしたら、当社へご相談ください。
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『日本水道センター お客様の声』

2月15日に給湯器交換作業をさせて頂きました【川崎市宮前区D様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※我が家の給湯器が少し変わった設置で大変な作業だったと思います。『時間がかかってすみません』の一言がありましたが、いえいえ、きっちり設置してくれたのは知ってますから、かかって当たり前の時間内でした。このように設置してくれましたお陰で一切の心配がなくなりました。本当に感謝しております。その後ゆっくり休めていたかが心配です。また機会がありましたら、日本水道センターさんへリピート致します。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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『日本水道センター お客様の声』

2月15日に給湯器交換作業をさせて頂きました【埼玉県狭山市Y様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※給湯器施工をお願いしたものです。この度は大変丁寧な工事をありがとうございました。天候も悪い中、大変お疲れ様でした。また何かの時には宜しくお願いいたします。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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『日本水道センター お客様の声』

2月14日にトイレ交換作業をさせて頂きました【千葉県富里市H様】より、うれしいアンケートを頂戴いたしましたのでご紹介いたします。

※前回は2Fのトイレを普通便座でお願いしたのですが、今回は1Fなので少し奮発してタンクレストイレをお願いしました。とは言え御社のトイレ商品は比較的安いので気軽に頼みやすいです。しかも御社のスタッフさんの施工はピカイチ!!ですので今回も日本水道センターさんへお願いしたのです。やっぱり前回同様最高でした。今回も気持ちの良い対応ありがとうございました。

–>アンケートのご記入はこちらのページよりお願いいたします。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

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