トイレ豆知識 その8.3

コールセンター片倉です。

今回もトイレの構造についてとなります。3回のシリーズでお送りしてまいりましたが、今回がその3回目となります。水が止まらない時に覚えておくとたいへん便利な「止水栓」を紹介いたします。これさえ覚えておけば、いざという時でも水を止める事が可能で、その上で修理を依頼することができます。

それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


 

【 止水栓 】

上の写真のようなものを見かけたことはあるでしょうか。トイレの壁や床から「給水管」という管がトイレのタンクに向かって伸びていると思いますが、その一番根元の部分(床・壁に近い部分)にあります。この「止水栓」は水道を一時的に止める役割を持っており、 修理前に水を止めたり、水の勢いを調整したりすることができます。形は様々ですが、構造は同じです。溝の部分にドライバーなどを差し込んで時計回りに回すと水が止まります。水の勢いが極端に弱い場合、ここが閉まっていることも考えられますのでチェックしてみましょう。動かす時にはゆっくりが原則です。急に動かしたり力を入れ過ぎたりすると破損する可能性があります。

構造上、止水栓は汚れやゴミが溜まりやすい場所となってしまっております。 その場合、まずは外して丁寧に汚れを落としてみましょう。これによってタンクの給水やウォシュレットが出ないなどの問題が解決することもあります。と言ってもある程度の技術と部材を必要とし、なかなか難しいものですので、まずはご相談ください。
ここからはこれまでのまとめとなります。タンクの種類として、ふたを持ち上げるだけで外れるものと、外れないものがあります。 外れない場合は、手洗金具とボールタップが接続されているものです。 この場合、まずふたを起こし、管に接続している部分のナットを反時計回りに回すと外れますので、ここから、同様の仕組みをのぞき見ることができます。

このように、ある程度仕組みがわかりますと、いざというときに焦らず、対処法もわかるというもの。トイレの悩みが出てきたときには、仕組みを理解した上でそれぞれの部品に不備がないかを確認していきましょう。

 

実はこの止水栓ですが、トイレだけでなく、洗面所、キッチン、浴室など、形は違いますが水を使うところにはほぼ必ず備え付けられております。探してみるとおもしろいかもしれませんね。


いかがでしたでしょう。トイレの構造について少しでもお分かりいただけましたら幸いです。 構造を覚えておくと、いざという時にも焦らず行動することができるようになります。そんな手助けになれていたらたいへん嬉しいです。

トイレ修理、交換、リフォームなど何でもご相談ください。

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